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今や広告大国日本には無数の広告媒体が存在します。同時に、広告業界はある意味で非常に閉ざされた業界です。

広告媒体は小売店に流通するものではありません。それゆえに、有名な雑誌あるいは新聞であっても、その広告の値段はもちろん、おおよその相場さえも、大半の人はまったくと言っていいほど知りません。それどころか、世に存在する広告媒体の選択肢は無限に広がり、しかも常に新陳代謝を繰り返すため、“最良な広告媒体”の判断をますます困難なものにしています。

そこで私たちは、「この複雑な構造を整理することができれば、多くの人にとって広告がもっと身近でオープンなものになるのではないだろうか?」と考えました。

広告を出したいと考えている人は、必ずしも広告や業界に精通した人ばかりとは限りません。まったく別の部署から宣伝部に異動になった人。宣伝以外の業務も掛け持ちでこなしている人。起業したばかりの経営者。そうした人たちにとって、無数にある広告媒体のなかから自力で最適なものを見つけ出す作業は、あまりにも過酷な時間です。

もちろん、広告主に代わってそうした煩雑な業務を担うのが広告会社の役割ですが、そもそも、広告会社に委託するという方法さえ発想にない人もいることでしょう。また、その道のプロである広告会社にとっても、次々と生まれる多種多様な広告媒体とそのトレンドを常に追い続けることは、容易なことではありません。一方で、豊富な知識を持つプロだからこそ、かえってさまざまなアイデアが浮かび、「もっといい広告媒体があるのではないか」と思考のスパイラルに陥ることもあるでしょう。

いずれにしても、広告媒体の種類と数はその選択の多様性と引き換えに、多くの広告関係者を悩ませることにもなりました。そこに広告を出したい人がいるにも関わらず、選ぶことすらままならない状況。これは、広告主のみならず、媒体社、そして広告会社にとっても大きな痛手です。

そこで私たちが着目したのが、ネットショッピングです。

広告に不慣れな人にとっても、そうでない人にとっても、メディアプランは大変な負担がかかる作業です。しかし、そこにネットショッピングのような“選ぶ楽しさ”を提供できたとしたら…。

ネットショッピングの便利さは、膨大な数の商品群からでも簡単に目当ての候補にたどり着けること。さらにそこから条件を絞り込み、価格や性能などを見比べ、最終的には自分の希望条件を限りなく満たすベストな一品を見つけ出せることに醍醐味があります。

広告媒体情報データベース「Adver Japan」は、ネットショッピングにおける無数の商品群を、無数の広告媒体に置き換えて考えました。広告媒体選定の作業負担から解放されたとき、選択肢は多いほど好条件になり、“探す悩み”は“見つける快感”に変わるのではないか、と。

以前、ある経営者の方からこんな話を伺いました。「自社の広告が出ると、いろんな人に教えたくなりますね。広告は会社にとって一つのステータスなんです」と。

多くの人の目に留まる広告媒体。そこに社名が掲載され、世間に対して自社あるいはその製品をアピールすることは、企業にとって自然な欲求であり、経営者のみならず、企業を取り巻くすべてのステークホルダーにとって喜ぶべき活動であるのかもしれません。

広告主のみなさまから、こうした喜びの声をひとつでも多く寄せていただくために。そして、その機会を提供している媒体社と広告会社のみなさまを陰ながら支えるために。

私たちは、広告に携わるすべての方々の架け橋となり、広告媒体情報データベース「Adver Japan」をはじめ、さまざまなサービスを通じて広告業界全体のボトムアップに微力ながらも貢献し、明るいトピックを提供できる企業として邁進して参ります。